
ピンが近くにあるから「欲」が出てきます。そんな心の力みや守りの気持ちによってミスを生むのがアプローチです。普通のショットと同様、平常心がキーワードです。
ピンに近いから難しい
アプローチはピンが近くになるから難しくなります。練習場で漠然と打つだけなら何ともないはずなのに、目の前にグリーンがあるとうまく打てなくなってしまうのです。
スイング自体は、他のショットと変わりません。ただし残りの距離が短いため、パッティングのように振り幅での距離調節が必要になるため、むしろ難しいショットとも言えるのです。
「簡単なショット」というイメージを持っていると、「寄せなければ」「ミスすると恥ずかしい」「確実に行こう」などと、いろいろな考えが頭に浮かんできます。その気持ちがミスにつながるのです。
心の力みが筋肉の力みにつながり、カラダがスムーズに動かなくなって、ミスショットは生まれます。また振り幅が狭くても打てるため、手先で何とかしようとしてのミスも多く見られます。
人間はそれほど器用ではありません。自分の基本のスイングは崩さすに、全てのショットを身につけましょう。
ミスはメンタルが原因
グリーン近くからのショットはどうしてもピンを狙いたくなるものです。あわよくばチップインなどと頭の中で描いてしまうのではないでしょうか。
グリーンのすぐ近くからのショットでは、目の前にピンがあるため、どうしてもスーパーショットを狙いたくなってしまうものです。
「決めてやろう」という欲や「決めなければ」などというプレッシャーが、ミスショットを呼ぶのです。極度の緊張状態では、普段から気をつけていることがおろそかになり、ついつい細かいことが気になってしまったり、いつもなら考えもしないことが頭をよぎったりしてしまいます。
そんなときにはショットをどうするかではなく、どうやって気持ちを落ち着かせるかを考えるようにすることが大切です。
アプローチでのありがちなミス
アプローチにおけるありがちなミスとしては、代表的なことが3つあります。みなさんも思い当たる節があるのではないでしょうか。
こんな言葉に惑わされるな
一緒にプレーすると、いろいろな言葉をかけてくる人がいます。周りからの客観的なアドバイスなので正しいことが多いですし、参考にすべき意見もたくさんあるのですが、コースにおいてそのまま実践できるほどゴルフは簡単ではないのです。
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