
ゴルフに必ずつきものなのが「教え魔」です。あれこれとアドバイスをくれる親切な人が多いのがゴルフの特徴なのです。
アドバイスを鵜呑みにしない
アドバイスをくれる人たちの意見には、参考にすべきものもあるはずです。客観的に見て指摘するため、おそらく正しいと思います。
しかし、それを鵜呑みにしてはいけません。練習場ならともかく、その場で開眼し新しいスイングなんて身につくはずがありません。
まったく同じことを言われたとしても、人によってとらえ方は違います。まして、それを実行するとなると、カラダの特性によってその感じ方も異なるはずです。周囲の一言でそれができるようなら、誰もが数日でプロゴルファーになれるでしょう。
もし言われたことが気になるなら、後日、練習場で試してみるようにしましょう。上司などの断りにくい人に指導されたときでも、「次からやってみます」など、あたりさわりなく軽く流しましょう。
ポジティブシンキングになる
コースでできることは限られています。これまで練習してきたことがすべてで、それ以外は何もないと思い、何を言われても自分を信じることが大切です。
自分のできる範囲を知っておけば、自然と気持ちも楽になるでしょう。何を言われたところでできることは決まっているので、目の前のプレーに前向きになれるはずです。
基本的にゴルフは「うまくいかない」ものと思ってください。プロでも7割がミスと言われています。ですからミスしても「これが当たり前」と思い、成功したら「今日は調子がいい」とプラスのイメージを持ちようにしましょう。
練習場での姿勢
練習場では課題を持って練習することが大切です。ただボールを打つのではなく、コースでの状況を頭の中に描き、より実戦的な練習をすることが大切です。
どれだけコースを具体的にイメージできるかで、上達のスピードも変わってくることでしょう。また、ラウンド中に周囲に言われて「なるほど」と思ったことは練習のときに試してみて、合わないようであればすぐに忘れてしまいましょう。
イメージの上塗りをしよう
新しいものを試すときに、気をつけてもらいたい点があります。これまでやってきたことと異なる場合は、発想を切り替えるのでは不十分です。
「切り替える」ということは、前のものを意識しているという証拠です。「前はどうだったから・・・」などと考えていては、絶対にうまくいくはずがありません。
こんなときは、イメージの上塗りをおすすめします。これまでのことを基本に、さらに新しいアイディアを上に積み上げていく意識が大切なのです。
当たり前のことを当たり前に
ラウンドすると、勝ち負けやスコアに目がいってしまう人も多いかと思います。しかし結果を気にしすぎると、できることもできなくなってしまいます。
「本番に強い」という言葉がありますが、これは「本番でも練習でできたことができる」という意味です。スコアを忘れるくらい楽しんでプレーした方が、結果的にいいスコアを出せるでしょう。
打つ前に冷静に自分に言い聞かせる時間を持ちましょう。特別にすべきことなど何もないのです。物事を論理的に考えましょう。冷静になるためには、以下のようなことを思い出すのも一つの方法です。
- 練習場でのイメージを思い出す
- 普段のルーティンを思い出して、普段と同じ手順でアドレスに入る
- ナイスショットのイメージを思い出
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